クラウドファンディングってどんなの?

クラウドファンディングには、購入型クラウドファンディング、寄付型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングなどいくつか種類があります。

KANZINで扱っているのは「購入型クラウドファンディング」となり、購入型クラウドファンディングは非投資型に分類されます。

 

非投資型である購入型の場合、支援者は金銭以外のモノやサービスといったリターンを受け取れるのが特徴です。投資型の場合、支援者は金銭的リターンである分配金や株を受け取れるといった特徴があります。

 

購入型クラウドファンディングは商取引であり、売買契約に基づいたサービスです。お金だけを集める寄付や支援された金額の◯%を返すというような投資とは全く性質が異なるものです。

購入型クラウドファンディングの特徴を把握した上でプロジェクトを作成しましょう。

 

購入型クラウドファンディングの特徴は3点です。

  1. 1.プロジェクト立案者は支援金額に応じて金銭以外のモノやサービスを提供すること
  2. 2.資金を集めるサービスですが寄付や出資・投資ではないということ
  3. 3.結果として商品やサービス等を事前に購入してもらった形になるということ

 

購入型クラウドファンディングの特徴と注意点を理解した上でプロジェクトページを作成し、資金調達やPR、テストマーケティングに活用しましょう。

 

All or Nothing方式 とAll in方式

クラウドファンディングの募集方式はAll-or-Nothing方式とAll-in方式の2種類があります。この2種類の募集方式の特徴と違いを理解し、企画しているプロジェクトに適切な募集方式を選びましょう。 KANZINでは2種類の募集方式を使用できます。

 

All-or-Nothing方式

  • ・目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取れる
  • ・目標金額を達成した場合のみリターンを履行する義務が発生する
  • ・目標金額を達成しない場合は、支援がキャンセルされ返金される

 

例)目標金額50万円、支援金額40万円の場合

  •    ・支援金は受け取れない(KANZINの掲載手数料もかからない)
  •    ・支援者から支払われた支援はキャンセルされる
  •    ・支援されたリターンを履行する義務は発生しない

 

目標金額を達成しないと実施することができないプロジェクトやリターンを企画されている場合はAll-or-Nothing方式での利用をおすすめします。例えば、クラウドファンディングで資金が集まれば公演を行うという場合はAll-or-Nothing方式になります。

 

All-in方式

  • ・目標金額を達成せずに終了した場合でも集まった分だけ支援金を受け取れる方式
  • ・支援されたリターンは履行する義務が発生する
  • ・集まった支援金額に関わらずプロジェクトを実施しなければならない

 

例えば、公演を行うことは決まっていて、その公演の予算の足しにするためにクラウドファンディングを行う場合はAll-in方式になります。

 

なお、いずれの募集方式でも、目標金額を超えた場合も募集期間内であれば支援を集め続けることができます(最終的に集まった支援金に対して手数料がかかります)。

 

クラウドファンディング全体の流れ

クラウドファンディングをスタートするにあたりスタートする前に工程を把握し、計画的に準備を進めましょう。

クラウドファンディングで募集を開始するまでに下記の工程があります。

 

①会員登録

②マイページから新規プロジェクト申請

③プロジェクトの審査と審査結果の連絡(最短即日〜5日間。不備がある場合には再度申請・審査が必要です)

④クラウドファンディング募集開始

 

※目安 : 作成〜募集開始まで2〜4週間程度

 

①会員登録

KANZINでは会員登録をして頂ければ、どなたでもプロジェクトを作成することができます。事前に本人確認書類等の提出は必要ありません。下記のURLより「会員登録」を行い、アカウントを作成しましょう。

 

・会員登録ページ

https://kanzin.jp/regist/s/

 

②マイページから新規プロジェクト申請

アカウントが取得できたらマイページから新規プロジェクト申請をしましょう。フォーマットに従って必要な情報を入力していきます。魅力を感じてもらえる文章や画像を用意して新規プロジェクト申請をしましょう!

 

③プロジェクトの審査と審査結果の連絡(最短即日〜5日間。不備がある場合には再度申請・審査が必要です)

KANZINの利用規約・細則に基づいて掲載可否の審査を行います。審査の結果確認・修正する点があればご連絡をして修正をしていただきます。審査結果は申請後、最大5営業日以内に登録のメールアドレスに送られてきます。

審査事項が全てクリアになるまでは複数回差し戻されることがあります。その場合は編集・申請を繰り返し行う必要があるため、公開希望日の3営業以上前の余裕を持った日程でご申請ください。

 

※審査結果のメールが受信できない場合があります。メールが届かず差し戻された場合は迷惑メールのフォルダや受信設定をご確認ください。

プロジェクトページの審査と審査結果の連絡

 

④クラウドファンディング募集開始

審査を通過するとKANZIN側でプロジェクトページを公開可能なステータスに変更させていただきます。期限が来ますと、支援の募集が開始されます。公開のタイミングはプロジェクトディレクター様の任意のタイミングになります。

 

プロジェクトページの掲載が確認できたらSNSへの投稿やプレスリリースを行い、募集を開始したことを周知しましょう。

 

審査を通過するために時間を要するため、公開希望日から逆算して余裕を持ってプロジェクトページの作成できるようにスケジュールを立てましょう。

 

注意点

クラウドファンディングを利用する前に特性・注意点を理解し、その上でプロジェクトを企画し準備を進めましょう。

 

購入型クラウドファンディングはリターンを提供することで、やりたいプロジェクトに対して不特定多数からお金を集めることができるWEBサービスです。お金を集めるだけではなく、その特性を活かした他の活用方法もあります。

 

クラウドファンディングの特性

1.資金調達することができる

企画しているプロジェクトを実行するために資金を集めることができます。プロジェクト実行のために必要なコストを算出し、目標金額を設定しましょう。目標金額は10,000円という少額から設定することができますので、手数料を考慮して必要な資金を集めましょう。

 

2.テストマーケティングに使用できる

これから開発する製品の反響や妥当な販売価格を調べたい場合にもクラウドファンディングを活用することができます。その製品をリターンに設定することで反響を知ることができます。また割引率の異なったリターンに限定数を設定することでその製品がいくらまで受け入れられるか調べることができます。ネット通販やECと似たものとしてとらえ活用しましょう。

 

3.メディアとして活用できる

舞台公演やイベント等すでに行っている事業、販売している製品などをクラウドファンディングで紹介することでPRに繋げることができます。舞台公演やイベントの詳細や会社の変遷、事業や製品に込めている思い、こだわりなどを本文に書くことでページを見た方は普段は知ることができない内容を見ることができます。本文に書かれている文章を知った上でリターンに設定してある舞台公演やイベントのチケットや製品を購入してもらうことで、ファン獲得にも繋げることができます。

 

 

クラウドファンディングの注意点

1.リターンを返すために手間がかかる

不特定多数の方にリターンを返すために梱包作業や発送手続き、支援者への連絡などクラウドファンディング終了後も多くの作業があります。作業の手間も考慮に入れた上でクラウドファンディングを始めましょう。

 

2.Web上で不特定多数に公開され、削除することができない

クラウドファンディングで一度プロジェクトを公開すると、募集期間中はもちろん、目標金額の達成・未達成に関わらず、原則としてWeb上から削除することはできません。KANZINのサイト上だけではなく、他のWebサイトにも残る可能性があります。後先を考えずにプロジェクトを公開すると、将来後悔することがあるかもしれませんので、プロジェクトについては十分考えてからスタートするようにしましょう。

 

3.炎上や批判などを受ける可能性がある

クラウドファンディングはインターネット上で不特定多数に公開されます。プロジェクトの内容を見て、第三者が好意的でないコメントを集中的に投稿、拡散したり、プロジェクトの内容が批判される可能性があります。拡散された情報は消すことが大変難しいため、そのような注意点も踏まえて利用を検討しましょう。

 

クラウドファンディングの特性と注意点を踏まえた上でうまく活用しましょう。